印鑑の豆知識<保管方法や上手く押すコツ>
日本社会においてはとても身近な印艦。
今回は印艦に関する豆知識をご紹介したいと思います。
印艦の歴史
印艦はその昔、中国の光武帝から贈られた「漢委奴国王」という金印が日本にとって初めて印艦でした。
それから漢字が伝来し、中国の文化にも色濃く影響を受けたため印艦文化が定着したと言われています。
今では重要な書類を作成する場合に印艦は欠かせない大切な物となっていますが、発祥の地とされる中国において今では印艦は公的な効力を持つ物として使用されていないと言うことです。
印艦の上手な保管方法
実印・銀行印などの重要な印艦…とても大切で無くしたら大変です。
大切にするあまり重要書類や預金通帳などと一緒に保管していませんか?
実はこの方法は安全なようで1番危ない保管方法です。
万が一書類や預金通帳と印鑑が全部盗まれてしまったり、予期せぬ紛失をしてしまった場合にはその後の手続きが大変ですし、何より悪用されてしまう場合もあります。
ですから、重要な書類や預金通帳と実印・銀行印は別の場所に保管しておきましょう。
印艦を綺麗にまっすぐ押すコツ
重要な書類に印を押す時、力が入ってかすれてしまったり・曲がってしまったりして綺麗に押せない経験は誰にでもあると思います。
印艦をまっすぐ綺麗に押すポイントをご紹介しましょう。
朱肉は付けなさ過ぎても、付け過ぎても綺麗に押すことが出来ません。
力を入れ過ぎずに、全体的に満遍なく付けましょう。
- 最初に印面の中心に朱肉を付けます。
- 続いて、○を描くように優しく縁に付けていきます。
銀行などでは用意されていますが、ゴムで出来た下敷きのような物のことです。
弾力があるため、紙と印艦の間にフィットして朱肉が綺麗に付くように工夫されています。
必ずこのシートを使用するようにして下さい。
ご家庭などでシートが無い場合、舌に柔らかい布などをおいて印艦を押すと同じ効果が得られます。
まずは、印面がきちんと合っているかをチェックします。
続いて、印面が正面に向いているかのチェックをしましょう。
この時毎回チェックするのが面倒な場合には、正面かつ中心にあたる印材の部分に小さなシールや目印を付けておくと分かりやすいでしょう。
- 朱肉を@の方法で付ける
- 捺印シートを敷く
- 正面・中心を確認する
- 中心部分から紙に押し当て、その後「の」の字を描くように優しく前後左右に動かします
朱肉を付けてからあまり時間が無いので、素早く作業するように気を付けましょう。
また力の加減で動かした時にぶれてしまうこともありますので、滑らないように気を付けて下さい。
印艦に関する豆知識、楽しんで頂けましたか?
私達に馴染みの深い印艦…これからも上手に付き合っていきたいものです。